日中対立に関する参考書
岡田充/著 『尖閣諸島問題―領土ナショナリズムの魔力』 (2012/12) 蒼蒼社
尖閣問題に端を発した日中対立に関する解説書。著者は、元ジャーナリストなので、文章は読みやすい。
本の内容は、尖閣問題の日中対立の最近の動向、尖閣問題の歴史的経緯、中国・日本・米国のこの問題に対する態度・あるいは外交関係を解説した後、領土問題を経済・外交関係などの、相互依存の中で相対化することを解く。
また、巻末には、資料として、尖閣問題に対する、日・中・台それぞれの主張が掲載されている。