厳密解と近似解



地球を完全な球体として、空気屈折率の影響を考慮しない場合の、厳密解と厳密解の近似解を求める。




標高H1の点Aから、標高H2の点Bが水平線と同じ高さで、ぎりぎり見渡せたとする。
このとき、2A,Bを結ぶ直線は、地球の水平線上の点を通る。この点をPとする。
Aの標高0mの点をA'、点Bの標高0mの点をB'とする。地球の中心をOとする。
三角形OPA、三角形OPBは直角三角形なので、次式が成立する。

(7)式が2点間の距離の厳密解である。


ところで、θ10に十分近く、H1Rに比べ十分に小さいので、近似的に次式が成立。


(10)式が2点間の距離の近似解である。