三平方の定理から近似解を求める方法
地球を完全な球体として、空気屈折率の影響を考慮しない場合、三平方の定理を使って、近似解を求めることができる。
標高H1の点Aから、標高H2の点Bが水平線と同じ高さで、ぎりぎり見渡せたとする。
このとき、2点A,Bを結ぶ直線は、地球の水平線上の点を通る。この点をPとする。
APの距離をL1、BPの距離をL2とすると、次式が成立する。
注)地理で、2つの地点の距離と言った場合、地球の球面に沿った水平距離を言う。
ここでは、球面に沿った距離ではなくて、直線距離を求めている。このため、ここで得られた解は厳密解ではない。