本の紹介−政治と宗教 この国を動かしているものは何か      2023/3/03

島田裕巳、前川喜平/著『政治と宗教 この国を動かしているものは何か』 徳間書店 (2023/1)

 著者の島田は元東京女子大教授。教授時代に、オウム真理教擁護発言が批判を浴びて、教授職を失った。前川は元文科省事務次官。本書は、このような経歴の二人の対談なので、一般社会常識に比べると、新興宗教にやや好意的なような感じがする。ただし、本書の内容は、まともで、宗教と政府自民党との関係を考えるうえで参考になる。もっとも、論文ではなくて、対談なので、論の構成が趣旨一貫していないようで、好きではない。
 
以下、章ごとの目次を記す。 
 第1章 国は宗教団体をどのように扱ってきたか
 第2章 自民党と創価学会・公明党との関係性は
 第3章 旧統一教会をめぐる諸問題の現状
 第4章 戦前回帰志向の流れと日本会議・神社本庁
 第5章 日本人は宗教への関心、理解を深める必要がある
 第6章 安倍元首相国葬と旧統一教会に対する解散命令請求



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