本の紹介−日本を腐らせたいかがわしい人々               2023/3/27


 
適菜収/著『日本を腐らせたいかがわしい人々』 ワニブックスPLUS新書(2022/12)
 
 2022年7月、安倍元首相が銃殺され、犯行動機が統一協会に対する怨恨であることが報道された。報道当初は「犯人が統一教会と安倍晋三の関係が深いと思い込んでの犯行」などと伝えられた。しかし、岸信介・安倍晋太郎・安倍晋三、三代にわたって、統一協会支援者だったことは、一般にも知られていたことで、報道関係者ならば、当然に知っているべきことだった。
 その後、統一協会や統一教会と自民党の癒着関係が批判が沸き起こると、一部政治家、評論家、ネット右翼などから、統一教会の反社会行為を信仰の自由と言いくるめようとする論調が起こった。
 本書は、これらのいい加減な論調を取り上げて、批判するもの。
 
項をあげて批判している政治家は以下の12名。
 安倍晋三・岸信介・福田赴夫・福田達夫・萩生田光一・菅義偉・岸田文雄・山際大志郎・下村博文・山本朋広・山谷えり子・杉田水脈
また、項をあげて批判している評論家は以下の6名。
 金子恵美・ケントギルバート・門田隆将・ひろゆき・阿比留瑠比・花田紀凱
 
 本書の記述は、読んでいて、あまり興味の持てるものではなかった。著者が批判している政治家・評論家・ネット右翼の主張が、あまりにもばかげたものなので、著者のように、正面からまともに取り上げて、理を以て批判することが、何か空しいように感じる。


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