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原発の町 福井県敦賀市

 敦賀市は、かつて、大陸との交通の要衝として栄えた町。しかし、今では、その面影はなく、原発がなかったら、寂れた寒村になっていたに違いない。
 敦賀市には、日本原子力発電の敦賀発電所、日本原子力研究開発機構の「もんじゅ」、隣の美浜町には関西電力の美浜発電所があり、全国でも最も原発の多い地域となっている。

 敦賀市の公的機関の施設は、すべて立派に作られている。潤沢な交付金や電力会社の寄付金が多いので、不必要な施設も多いようだ。原発がなくなって、交付金が入らなくなったら、とたんに破綻する運命にあるのだろう。

福井県敦賀市長(当時)高木孝一氏講演より
 100年経って片輪が生まれてくるやら、50後に生まれた子供が全部片輪になるやら、それはわかりませんよ、わかりませんけど、今の段階では(原発を)おやりになった方がよいのではなかろうか…。

 これが、原発を推進する敦賀市の本音なのだろう。



 福井市役所

 地方の小さな市にしては、立派な庁舎だ。


 市役所前の道路

 片側2車線の立派な道路。潤沢な建設費があるのだろう。





 市民病院

 







 敦賀市総合運動公園案内図


 地方の小さな市にしては、不釣合いに立派な総合運動公園がある。
 これだけの施設を維持するには相当に金がかかり、原発関連の交付金が入らなくなったら破綻するだろう。敦賀市は、原発の安全性に問題があったとしても、原発を止めることはできない。


 敦賀市総合運動公園のプール

 屋内プールと屋外プールがある。屋外プールは観覧席つき。


 敦賀市総合運動公園のテニスコート
 
 テニスコートは夜間照明、ゲストハウスつき。写真はゲストハウス。


 野球場

 夜間照明つき



 敦賀短期大学

 総合運動公園の向かいには、立派な建物の短期大学がある。
 http://www.go-jiet.jp/daigakuranking/の偏差値ランキングによると、偏差値40の最低ランクだ。
 原発関連で入った金を投入すれば、建物は立派にできるけれど、学生の学力向上は金だけでは難しい。




 敦賀市立看護専門学校

 こちらは、看護専門学校。
 ピンク色の感じの良い建物。




 きらめきみなと館

 敦賀市の多目的ホール。
 立派な施設だけれど、敦賀は小さな町なので、それほどたいしたイベントもなく、カラオケ大会・ピアノ発表会など地元のイベントに使われる。




 気比神宮

 真新しい社務所が立てられていた。
 敦賀市は金持ちだ。



 公民館横の看板

 子供のうちから、原発を身近なものに感じるように、仕向けているような。




 回転寿司  海鮮アトム


 普通のすし屋だけれど、原発を意識したネーミング




福井県 大飯町

 福井県大飯町は人口9000足らずの小さな町だが、ここに関西電力大飯原発があるため、交付金で豊かな財政を誇っている。


 総合運動施設の体育館

 原発から入る金によって作られた豪華運動公園の施設のひとつだ。人口9千の小さな田舎町には、不釣合いの施設。




 同じ運動公園内にある野球場。夜間照明・電光掲示板つきの豪華球場だが、ホームベース付近で、小学生か中学生がチョコチョコと試合をしていた。学校の校庭で十分だ。




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