福島原発事故 2年半   福島第一原発が見える


2013年11月16日,11月23日に福島旅行をした。


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福島第一原発が見える ・・・ 麓山


 福島県富岡町の麓山の頂上付近から、福島第一原発が見えた。
 麓山神社前に車をおいて、神社の横を通って、麓山の山頂を目指す。低い山なので、20分もあれば頂上に達する。原発事故以来、登山道はあまり手入れがされていないようだが、それほど登りにくいわけではない。登山靴かスニーカーは必要。軍手などの手袋も必要。
頂上からは南東方向に福島第二原発は見えるが、北東方向は木が茂っていて、福島第一原発はみえない。
  
 頂上から少し下ったところで、登山道をはずして、10mほど、北東斜面を降りたら、木々の間が少し開けていて、福島第一原発が見えた。ここから原発までは9kmほど

1〜4号機付近 福島第一原発全景
4号機付近の拡大写真 拡大写真。これが1,2号機だと思う。
5,6号機 実際には、木々の間からようやく見える


山は除染されていないため4μSv/h程度。山が汚染されたままなので、街中や道路周辺を除染しても、効果は一時的だろう。



麓山の説明

 麓山は、常磐自動車道・常磐富丘インターの西にあるが、現在、自動車道は、広野インターから先は通行止めなので、県道35号線を北上し、県道36号線に左折する。左折後、250m程度で、麓山神社がある。麓山は神社の右側登山道を登る。
 頂上からは、福島第二原発が見えるが、第一原発は木にさえぎられて見ることが出来ない。途中の登山道からも、第一原発を見ることは出来ないが、頂上から少し下ったところで、登山道をはずして、10mほど、北東斜面を降りた地点から、第一原発を見ることが出来た。

麓山神社 神社横の路に入るとすぐに石塔 登山道はこんな感じ
このあたりから、北東斜面へ下ると、
福島第一原発が見える。
麓山頂上の祠 麓山頂上は3.8μSv/hだった 頂上からは、福島第二原発が見える


 福島県大熊町の坂下ダムから、日隠山に登ろうとしたら、除染作業の人に制止されてしまった。聞けば、大熊町の臨時職員だとのことなので、強引に登山するわけにもゆかず、登山をやめた。
 「あなた自身の健康のためもあるので、除染されていない場所には立ち入らないでくれ」との説明だったので、「健康のため」とはどういう意味か聞いたら、「山は3μSv/hぐらいある」とのことだった。相手が、東電職員だったら、ぶんなぐるところだったけれど、聞いてみると、原発から5kmのところに家がある地元の人だとのことなので、気の毒で、それ以上言えなかった。
 3μSv/hの山を3時間登山すれば、被ばく線量は9μSv。福島の子供は、この1000倍もの被ばくをしているかもしれない。3時間の登山で、健康が心配ならば、その1000倍も被ばくした福島の子供はどうなる。20年後、女の子が結婚適齢期を迎えた時に、「大熊町が健康被害を懸念していた線量の1000倍もの被ばくをした子だ」と言うのか? 少女には恋愛をする権利があり、邪魔をしてはいけないのに。
 地元の町が、異常に過剰反応して、風評を流布しているようで、嫌な感じがした。



富岡町・大熊町

ススキ この先、立ち入り禁止 白装束の除染作業員
除染ゴミの集積場  こんなのが、何箇所もある 道路わきのいたるところに、除染で出たゴミ



県道46号で、富岡町から川内村へ行く

途中の山は紅葉
なのに、除染ごみ
川内村の放射線量 0.072μSv/h 
原発事故前と変わらない


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