福島原発事故 4年後


2015年5月10日に福島旅行をした。

常磐道が全通し、国道6号が通行解除になった。なお、両道とも、4輪自動車のみ通行可能。


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常磐道、国道6号全通


常磐道で一番高い空間線量の数値は5.6μSv/h。車内で図ったら1.6μSv/hだった。




国道6号には線量計がなかったので、車内で測定すると、5.5μSv/h。常磐道よりも国道6号のほうがずっと高いようだ。  
国道6号から原発は見えないが、双葉町と大熊町の境界付近から、排気塔が見える。




国道6号は通行できるが、帰還困難地域と浪江町の側道に入ることはできない。写真は大熊町付近。家の入口にもバリケードが作られている。



国道6号。左折すれば福島第一原発だが、右左折禁止。






麓山から第一原発を見る

 双葉郡富岡町の麓山登山道を少しはずして斜面を降りたところから福島第一原発が見える。麓山頂上は木が茂っていて第一原発は見えないが、第二原発を見ることが出来る。この日は少し曇っていたので、ちょっとぼやけている。

1〜4号機付近 5,6号機付近



麓山へは、麓山神社の脇を登る。登山道が整備されていた。



除染作業員の宿舎だろうか。近くには、除染の汚染土が袋に入れられ山積みになっていた。
「子どもたちに誇れるしごとを」 除染作業は誇れるのだろうか。


除染後の場所の木の根元を測ったら3.6μSv/h。木の根元のためだろうがずいぶん高い。



大熊町・富岡町


夜の森駅近く。住宅の前に「除染完了」の表示。徐々に復興に近づいているようで、一安心。




ところどころに、住民一期帰宅を支援する町のバスがあった。写真は大熊町のもの。



 除染が進めば、汚染残土も増える。「負けるな!富岡町」
 おびただしい汚染土を前にして、気の毒すぎる。


 除染残土袋の上を測ったら3.2μSv/h。


中間貯蔵施設


福島第二原発南側は中間貯蔵場所の候補地になった。今は、その話は立ち消えのようだ。

防波堤が大きく壊れたままになっている。大波が来たら浸水被害が起こるだろう。



壊れた防波堤のすぐそばは、放射能除染土壌保管場所。ビニール袋が傷んできたのだろうか、さらにシートで覆われていた。
台風などで高波が来たら、汚染土は海に流出するだろう。そうすれば、保管の問題は自然に解決。中間貯蔵施設など作らずに、海岸に保管しておけば高波が解決してくれるはず。実際、海岸付近に大量保管してあるところも多いようだ。




 整地された場所があった。ここは、特定廃棄物保管場所
 特定廃棄物とは、放射性物質汚染対処特措法に規定された、国が処理する廃棄物で、福島第一原発周辺の「対策地域内廃棄物」と、それ以外の場所で発生する事故由来放射性物質の放射性濃度が8,000べクレル/kgを超える「指定廃棄物」をいう。



小高いところに、作業員の宿舎がある。原発作業員用だか、除染作業員用だか分からない。菜の花が咲いていました。



『道の駅・楢葉』は休業中で、双葉警察署として使われている。ただし、トイレのみ利用可。また、すぐそばのコンビニは営業している。


Jビレッジ(原発作業員宿舎に当てられている)付近の、日本共産党の看板。


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