竹島問題参考書
海商、会津屋八右衛門 小寺雅夫/著 (2013/6) 文芸社
天保年間、浜田の回船問屋・会津屋八右衛門は密貿易により死罪となった。この事件は竹島事件として知られている。本書は、この事件、あるいは会津屋八右衛門を題材とした小説。
著者は、JR西の職員だそうだが、島根県関連の歴史小説をこれまでも出版している。しかし、文章を読んでいても、いまひとつ時代の雰囲気がつかめなかった。また、内容には史実も含まれるが、そうでないものも含まれ、歴史解説と読むわけにも行かない。
そういうことで、私の感想としては、小説としてはあまり面白くないし、史実といえないことが多々あるので歴史書ではないし、ということで、要するに興味が持てない。こういう感想では、一生懸命書いた著者に申し訳ないのですが。。。