ソテツ切手
琉球が発行したソテツ図案の切手
アメリカ占領統治下の琉球(奄美・沖縄・八重山)では独自の切手が使われた。
1948年7月1日、琉球の統一切手として7種の普通切手が発行された。このうちの2種の図案がソテツである。
1970年、久米島・宇根の大ソテツを図案とした切手が発行された。
宇根の大ソテツは種としてはCycas revoluta。樹齢300年程度で、現在、沖縄県指定天然記念物。
日本のソテツの中には、静岡県・新町の大ソテツ、静岡県・能満寺のソテツ、静岡県・龍華寺の大ソテツ、大阪府・妙国寺のソテツなど、樹齢1000年程度あるいはそれを超える者が知られているので、宇根の大ソテツはそれほど古いものではない。
中国が発行したソテツ図案の切手
1996年、中国に自生するソテツ4種類を図案とする切手が発行された。
ソテツ Cycas revoluta |
Cycas panzhihuaensis 四川省、雲南省に自生 |
Cycas pectinate インド北部、カンボジア、タイ、 中国など広く分布する |
Cycas multipinnata 中国南部からベトナム北部に 自生する希少種 |
フィジーが発行したソテツ図案の切手
2012年、フィジーはCycas seemanniiを図案とする切手を発行した。
このソテツは、フィジー、ニューカレドニアなどの南太平洋の島々に分布する。
モザンビークが発行したソテツ図案の切手
1977年、トゲオニソテツ(Encephalatos ferox)を図案とする切手を発行した。
オニソテツはモザンビーク南岸とナタール北部に分布する。
1993年発行
Cycas circinalis ナンヨウソテツ |
Cycas revoluta 日本のソテツと同じ種 |
Encephalatos ferox トゲオニソテツ |
トランスカイ自治区(南アフリカ)発行したソテツ図案の切手
トランスカイは1963年から1994年まで、南アフリカ共和国に存在した自治区。
1980年オニソテツ(Encephalatos)を図案とする切手が発行された。
Encephalatos altensteinii | Encephalatos princeps トノサマオニソテツ |
Encephalatos villosus | Encephalatos friderici-gulielm |
ドミニカが発行したソテツ図案の切手
1995年ドミニカ共和国が発行したザミア属のソテツを図案とする切手。種はわからない。
最終更新 2022.4