ロシア漂流民・ソウザとゴンザの謎

 
瀬藤祝/著『ロシア漂流民・ソウザとゴンザの謎 サンクトペテルブルクの幻影』新読書社 (2004/04)
 
 ソウザとゴンザは、享保13年(1728年)、ロシアに漂流した薩摩の青年。乗り組んでいた薩摩藩の船が嵐のため漂流した末、カムチャツカ半島に流れ着いた。二人以外は原住民に殺害されたり病死したりしたが、生き残った二人は首都サンクトペテルブルグに送られ、そこで日本語教師となる。ソウザとゴンザの死後もロシアの日本語学校は続いた。しかし、ソウザ・ゴンザの日本語は、鹿児島の庶民の言葉だったため、日本語学校で学んだロシア人の日本語は江戸の武士には通じず、その後の外交交渉等の役に立たなかった。
 
 本書はソウザとゴンザに関連した歴史書ではなく、史実らしきをもとにした物語を、お芝居風に描いたもの。



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