サハリン 残留
玄武岩・他/著 『サハリン 残留』 高文研 (2016/4)
戦前日本領だった南樺太は敗戦によってソ連・ロシアの領土となった。南樺太に居住していた日本人の多くは帰国したが、そのまま残量した人も多い。
本書では、サハリンに残留した日本人・朝鮮人10家族を取り上げて、どのように生きて来たのかを記している。
個人の問題を詳しく追うことによって、それぞれの事情は分かるのだけれど、サハリン残留問題の全体像が、はっきりわかるというものでもないように思う。
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