東郷和彦/著『危機の外交』角川書店 (2015/7)
2002年に退官するまで、外交官として外交問題にかかわってきた著者による、現在日本の外交問題に対する打開策の提言ということになるのだろう。
次の5つのテーマを各テーマごとに説明している。
「70周年談話」「靖国問題」「慰安婦と徴用工問題」「北方領土問題」「尖閣問題」
外交政策の提言もあるけれど、それだけではなくて、歴史認識の問題などにも触れられている。むしろそちらのほうが内容的には多い。ただし、いろいろなテーマを扱っている割には一冊の新書のため説明が少ない。そういうわけで、余り興味が持てなかった。