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足尾銅山の鉱毒捨て場『簀子橋堆積場』−その3


 簀子橋堆積場は足尾銅山の選鉱・製錬工程で発生する鉱滓を沈殿させる施設。言い換えると、鉱毒を貯めておく所。通洞の町の上部にあるため、万一決壊すれば、通洞は決定的な被害を受けるだろう。ここは、警備が厳しく、立ち入ることはできず、遠くから見ることも困難。しかし、東側の尾根に登ると、見下ろすことが可能。ただし、この尾根には、しっかりした道はないので、秋から冬でないと入れないだろう。秋から冬でも、ある程度、山に慣れていないと危険です。


 左側に簀子橋堆積場を見ながら、忠実に尾根をたどる。尾根をはずさないこと。

赤茶色の堆積場を見るつもりだったのに、一部、雪をかぶっていた。

表面は膜になっていて、まるで、肥溜めのようだ 雪をかぶって、不思議な模様ができていた


堤防から、足場のようなものが伸びていた 堤防上には案内看板がある
立ち入り禁止地区で、誰に案内しているのだろう



堤防上には作業小屋がある すでに満杯になった、かつての堆積場も見える


 堆積場を見ながら尾根を進むと、下りられそうな場所がある。しかし、堆積場は立ち入り禁止なので、勝手に立ち入るとトラブルの恐れがある。堆積場周辺で写真を撮ったら、ヤクザ風の管理人にカメラを取り上げられたとの話もあるので、尾根から下りないほうが無難だろう。

 あまり先に進んでも、簀子橋堆積場は見えなくなるけれど、折角だから、三角点のある金龍山頂まで進んだ(写真左)。この先は、尾根が崩れていたり、危険があるかもしれないし、それに、進んでも面白くなさそうなので、ここから引き返すことにした。写真右は三角点からさらに先を撮ったもの。


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『簀子橋堆積場』その2 へ

足尾銅山の鉱毒跡『松木渓谷』


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