江戸幕府が寛永通宝を発行するまで、日本の銭貨には渡来銭が使われていた。長期間にわたって多種の渡来銭があったが、多くは宋銭である。
国立歴史民俗博物館の渡来銭展示にしたがって、日本での発掘された埋蔵渡来銭枚数第21位の景祐元宝から、第30位の嘉定通宝を掲示する。

第21位 景祐元宝(宋銭)

第4代皇帝 仁宗の景祐元年(1034年)発行。第1位の皇宋通宝、第7位の天聖元宝を発行した仁宗の時代のもの。真書体・篆書体がある。



第22位 嘉祐元宝(宋銭)

第4代皇帝 仁宗の嘉祐元年(1056年)発行。第1位の皇宋通宝、第7位の天聖元宝、第21位の景祐元宝を発行した仁宗の時代のもの。真書体・篆書体がある。

 




第23位 大観通宝(宋銭)

第8代皇帝・徽宗の大観元年(1107年)発行。第9位の政和通宝、第10位の聖宋元宝を発行した徽宗の時代のもの。真書体のみ。

 

 
第24位 至和元宝(宋銭)


第4代皇帝 仁宗の至和元年(1054年)発行。第1位の皇宋通宝、第7位の天聖元宝、第21位の景祐元宝、第22位の嘉祐元宝を発行した仁宗の時代のもの。真書体・篆書体がある。



第25位 淳化元宝(宋銭)


第2代皇帝・太宗の淳化元年(990年)発行。第19位の至道元宝を発行した太宗時代のもの。至道元宝同様、真書体・行書体・草書体がある。



第26位 太平通宝(宋銭)

第2代皇帝・太宗の太平興国元年(976年)発行。第19位の至道元宝、第25位の淳化元宝を発行した太宗時代のもの。真書体のみ。

 



第27位 治平通宝(宋銭)

第5代皇帝・英宗の治平元年(1064年)発行。第17位の治平元宝と同年発行で、同様に真書体・篆書体がある。




第28位 淳熈元宝(南宋銭)


南宋銭第1位。第2代皇帝・孝宗の淳熈元年(1174年)以降に発行された。孝宗の時代は、南宋の最盛期だった。




第29位 明道元宝(宋銭)

 第4代皇帝 仁宗の明道元年(1023年)発行。第1位の皇宋通宝、第7位の天聖元宝、第21位の景祐元宝などを発行した仁宗の時代のもの。天聖元宝に続く、仁宗即位初期のもの。真書体・篆書体がある。



第30位 嘉定通宝(南宋銭)

第4代皇帝・寧宗の嘉定元年(1208年)発行。寧宗の時代のものには、第35位の慶元通宝がある。

 


渡来銭インデックスはここをクリック

第1位「皇宋通宝」から第10位「聖宋通宝」の写真と解説はここをクリック

第11位「洪武通宝」から第20位「元符通宝」の写真と解説はここをクリック

第21位「景祐元宝」から第30位「嘉定通宝」の写真と解説はここをクリック

第31位「乾元重宝」から第40位「淳祐元宝」の写真と解説はここをクリック


その他の渡来銭の写真と解説はここをクリック

鐚銭と長崎貿易銭の解説はここをクリック

渡来銭にまつわる話題の解説はここをクリック

寛永通宝の海外流出の解説はここをクリック