本州西部・四国のカンアオイ

ウマノスズクサ科カンアオイ属の植物は、日本各地に固有種・固有変種が分布し、絶滅危惧種も多い。
国立科学博物館筑波実験植物園には、珍しいカンアオイ類が栽培されている。
ここでは、本州西部・四国に分布するカンアオイを示す。

最終更新:2025/6


トサノアオイ
学名:Asarum costatum
 高知県東部に分布  絶滅危惧 NT




撮影場所:国立科学博物館 筑波実験植物園 絶滅危惧種温室(2025.5撮影)


サカワサイシン
学名:Asarum sakawanum
 四国東南部に分布  絶滅危惧 VU



撮影場所:国立科学博物館 筑波実験植物園 絶滅危惧種温室(2025.5撮影)


ホシザキカンアオイ
学名:Asarum sakawanum var. stellatum
 サカワサイシンの変種 
 高知県西南部に分布  絶滅危惧 EN


撮影場所:国立科学博物館 筑波実験植物園 絶滅危惧種温室(2025.5撮影)


ミヤコアオイ
学名:Asarum asperum
 高知県西南部に分布 



撮影場所:国立科学博物館 筑波実験植物園 絶滅危惧種温室(2025.5撮影)


ツチグリカンアオイ
学名:Asarum asperum var. geaster
 ミヤコアオイの変種
 四国南東部の極めて限られた場所だけに特産する種。ミヤコアオイの変種。 




撮影場所:国立科学博物館 筑波実験植物園 絶滅危惧種温室(2025.5撮影)


イセノカンアオイ
学名:Asarum savatieri subsp. pseudosavatieri var. iseanum
 オトメカンアオイの変種
 三重県志摩半島固有。ズイソウカンアオイの変種。


2023/1/20 筑波実験植物園 場所:絶滅危惧植物温室


サンインカンアオイ
 西日本日本海側に分布するカンアオイの総称をサンインカンアオイという。詳しい研究が不十分。

2023/1/20 筑波実験植物園 場所:絶滅危惧植物温室


以下の2種は九州のカンアオイのページに記載
 タイリンアオイ 学名:Asarum kiusianum   中国地方西部、九州北部に分布
 サンヨウアオイ 学名:Asarum hexalobum  中国地方・四国・九州に分布

以下の2種は本州東部のカンアオイのページに記載
 カントウアオイ   関東南部から紀伊半島に分布
 ヒメカンアオイ   本州(長野県〜広島県)、四国(高知県)に分布

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